FOMC利上げ?FRB内での意見相違の背景とは?

FOMCを控えて相場は乱高下するが、それだけ相場の見るべきポイントがわからず、政府高官の発言に対処法的対応するしかできない三流投資家が多いってことだろう。

 

Fedの9月利上げ観測が強まりNYダウが400ドル下落したかと思えば、昨日は利上げ観測が後退し200ドル強上昇した。

 

先週末はボストン連銀総裁のエリック・ローゼングレン氏が利上げを遅らすリスクが高いことに言及し、9月FOMC利上げ観測が強まり株安・債券安(金利上昇)となった。

 

昨日はFRB理事のラエル・ブレイナードしが早期利上げのリスクに言及し9月利上げ観測が後退し株高となった。

 

相変わらず当局高官の発言でころころと売り買いがよくもまぁ発生するものだと感心するが、それは置いといておこう。

 

なぜ、これだけFRB内でも利上げに関し賛否がわかれるのかわかるだろうか?

 

それは、雇用と物価である。

 

FRBの最大のミッションが2つあることはご存じだろうか?

 

そう、最大雇用と適度なインフレの実現である。

 

なぜ、雇用と物価なのか?

 

それは、この2つは密接な関係性があるからである。

 

フィリップ曲線という言葉を聞いたことがあるだろうか?

 

これは、横時軸に失業率、縦軸に物価上昇率をとり、物価が下に下落すれば失業率は右横に上昇する。逆に、物価が上昇すれば、質号率は低下することを示す経済学の法則である。

 

では、今の米国はどんな状態か?

 

そう、米国経済は失業率がリーマンショック時の10%から5%未満まで低下している。

 

しかし、物価がFRBが目標とする2%にすら達しないのだ。

 

失業率の5%という水準からすれば、完全失業率をほぼ達成しているのだから、利上げする時期だと主張される。

 

一方で、物価から見れば低インフレなのだから利上げはまだ先延ばしだとなるのである。

 

どっちが正しいのか?

 

それは、どちらも正しいのだ。

 

どういうことかわかるだろうか。

 

そもそも、なぜ失業率が5%未満と完全失業率まで低下しているのに物価上昇率は弱いのか?

 

経済回復が弱いから?

 

いや、それは違う!

 

米国経済は非常に強い。

 

では、なぜ物価上昇率が弱いのか?

 

それは、他国の景気が弱いからだ。

 

この意味がわかるだろうか?

 

今はグローバル経済がどんどん深化している。

 

需要と供給もグローバルで考えないと理解できなくっているのだ。

 

つまり、米国の国内経済は強いから需要は旺盛なのだが、供給との見合いではあまり需要超過にならない。

 

なぜならば、他国の余った供給が米国の需要を吸収するからなのである。

 

だから、米国は国内経済は堅調なのに物価上昇が非常に弱いのだ。

 

では、9月FOMCで利上げはあるのか?ないのか?

 

それは・・・・

 

神のみ知る!

 

ってすいません。

 

まぁ正直どうでもいいのだ。

 

利上げすれば一旦は株価は下がるかもしれない。

 

なぜならば、利上げすれば株が下がると思い込んでいる投資家が多数いるからだ。

 

しかし、その調整も短期間で終わるであろう。

 

今の米国経済は利上げに耐えられるほど経済が強い。

 

だから、今年に入り金利引き上げ観測があっても銀行株は市場よりも下げないどころか、上げる局面が増えてきているだろ。

 

ただし、11月の米大統領選挙などのイベントリスクも踏まえると、大統領選挙以降の利上げが安全運転には違いないだろう。

 

現状を他より正しく捉えられると、相場荒れた時は投資チャンスとなる。

 

ヘッジファンドの収益源はボラティリティだ。

 

しかし、それは優秀なヘッジファンドマネジャーにしか当てはまらない。

 

しかし、退屈しないマーケットだね。

 

では、ほな、またね。

 

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