誰が売って、誰が買っているのか?

先週は日経平均株価は941円高と昨年9月9日の1,343円高以来の大幅高でした。

 

本日は152円高の17,110円とまだまだボトムを売ったとは言えない状況です。

 

では、いつ相場は転換するのでしょうか?

 

今年に入っての世界株安はデジャブを感じませんか?

 

そうです。昨年8月下旬からの世界同時株安とほぼ同じ背景で売られていると見て良いでしょう。

 

だとすれば、今回の株安がボトムアウトするキッカケも予測できます。

 

昨年の8月下旬からの株安の背景は米国FRBの利上げ懸念でした。

 

そう、FRBの利上げ懸念が出るたびに相場は攪乱しているのです。

 

昨年もその局面で日本株は日経平均株価で直近高値から20%下落した水準でボトムを付けてました。

 

では、今年に入ってからの日本株も16,000円を一旦割れた水準が、昨年と同様の20%弱の下落水準なのでボトムを売ったのでしょうか?

 

う~ん、まぁもちろんこの水準では買いに間違いないですが、ボトムアウトしたかどうかはまだ予断を許しません。

 

何がポイントかわかりますか?

 

昨年の9月に日経平均株価が1,343円高した後に、再度安値を実は更新しているのです。

 

今回もそのリスクは完全には払拭できていないのです。

 

前回の記事で書きましたが、今の相場の注目点は金融政策です。

 

今週行なわれる27-28日の米国FOMC、28-29日の日銀金融政策決定会合の内容次第では、これまでの投機が一気に巻き戻されるか、更に投機筋が仕掛けて安値を試しにいくか、どちらかになるでしょう。

 

今の相場は、昨年9月と同様にまさに投機主導なのです。

 

これは、外国人の売りも先物主導であり、産油国の売りと推測される現物なんて先物売りの規模からした微々たるものなのです。

 

恐らく、今の持続的な原油安から産油国の現物売りが出ると読んだ投機筋が先回りして先物で売りを行ったと考えられます。

 

先週の日本株の乱高下見ても、先物主導の投機であることが一目瞭然です。

 

現物売り切りのオイルマネーがすぐさま買い転換するわけはなく、ロングのみの機関投資家はデイトレはしません。

 

そう、まさに投機マネーなのです。

 

これは、株式市場のを見ていてもよくわかります。

 

薄いのです。

 

だから、売りを仕掛けると買い手が殆どいないなか簡単に崩せるし上げることもできるのです。

 

そう、多くの投資家が投資判断できず様子見しているなかで投機マネーが暴れているのです。

 

でも、先週末は東証の売買代金は5兆を超えていましたね。

 

2兆円を超えると活況と言われる中で5兆なんだから、買っている投資家も多い様に見えますが、金額の割には実は純粋な長期投資の買いは少ないでしょう。

 

これは、アルゴトレーダーの存在が出来高を急激に膨らませてたと見てよいでしょう。

 

アルゴリズム戦争と揶揄される程、高速高頻度株取引は激化し、しかもそのプログラムはどこもかしこも類似しているのです。

 

だから、相場のトレンドが一定程度出た時は一斉に発動されることから出来高も値幅も大きくなってしまうのが今のマーケットなのです。

 

日本の投資家であれだけ買い上がる投資判断を下せる主体はほぼいません

 

やはり、アルゴ系ヘッジファンドが牽引しているのでしょう。

 

しかし、少数の一流投資家はこの相場で買い下がっていることでしょう。

 

なぜならば、投機で実体以上に下がっているだけで、金融市場を見ても異常ないし、米国、日本、欧州の政策対応からも景気が想定上に減速するリスクもないなか、まさに超お得な福袋だと思って買い漁っていることでしょう。

 

今、日本のみならずコンピューター売買のアルゴ取引は世界中を跋扈しており、しかも株、債券、為替、原油など資産の垣根を越えて紐付したトレードをしています。

 

だから、あらゆる金融資産が一斉に変動しやすくなっているのです。

 

しかも、アルゴトレーダーは大口の年金ファンドやミューチュアルファンドの売り買いを察知すると、彼らの売買の前に注文を入れるプログラムを組んでいるのです。

 

そう、優秀なアルゴリズムはほぼ損することなく小さい値幅で高速回転し利益を積み上げていっていけるのです。

 

彼らアルゴトレーダーの利益は従来の大口ファンド(年金や投信)や個人投資家が少し高く買い、少し安く売っているコストから成っているのです。

 

これって、投資予測ではなく、プログラミングの精度であって、足の遅い人の前に割り込むズルの何物でもないのです。

 

だから、ウォーレン・バフェットも高頻度自動売買を批判していたのです。

 

話が逸れましたが、何はともあれ、今の日本株はバーゲンセールだという事です。

 

数か月後、あ~、あの時はまさに買いだったな・・・と。

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