英国EU離脱の影響と今後の見通し

新聞もネットもテレビも世間ではブリグジットの話題一色だ。

 

しかし、殆どまともな報道は皆無と言っていいだろう。まぁ、もともとマス情報を真に受けていたら、投資家としては平均以下のパフォーマンスになることは常識なのだが。

 

もう夜も遅いので簡単に結論だけ書くが、今回の英国EU離脱は英国への影響は大きいが、世界ましてや日本への影響は限定的だ。

 

いや、もっと正確に言へば今回の下落局面はブリグジットによって今後の上昇確度が高まったと見ていいだろう。

 

まず、世界的な経済危機や景気腰折れにはならないことは、そろそろ世間も気づいてきているのではないだろうか。

 

リーマンショックはもとより、ブラックマンデーやLTCM危機などの事例と比較して何が違うか???

 

そう、金融市場で流動性が枯渇し信用収縮になっていないのだ。

 

金融システムは実に落ち着いている。

 

だから、間違っても過去の経済危機などには決してならないと言えるのである。

 

なんで、金融市場が落ち着いているかもわかるだろう。

 

そう、各国中央銀行が資金供給を行っている上に、更に流動性を供給する準備を進めているからだ。

 

しかも、今回のブリグジットを受けて欧州に位置するスェーデン、スイス、デンマーク、ノルウェーといった国々はペッグを維持す

ることや自国通貨に対する上昇圧力を抑えるために、量的緩和や為替介入といった手段を講じる可能性が非常に高いのだ。

 

更に、英国中央銀行のみならずECB、日銀による追加緩和、米国の利上げも12月まで延期される可能性も高まっている。

 

この経済環境を何というか?

 

そう、過剰流動性相場、金融相場である。

 

もちろん、リスクは比較的落ち着いているマーケットを見て各中央銀行が緩和策を躊躇すれば、一旦は投機筋の売りが加速する可能性はあるだろうが。

 

しかし、そうなっても遅かれ早かれ政策発動せざるを得なくなることから買い下がりのスタンスでいいであろう。

 

確かに、経済危機にはならないが今回の英国EU離脱の背景は景気の低迷なのだから、金融と財政の政策対応はしなければならない。

 

さもなければ欧州の政治はますます混迷するだろう。

 

今の最大の課題は景気回復だ。

 

巷ではブリグジットを受けて他の欧州各国がEU離脱に動きユーロが解体される懸念を示すメディアもあるようだが、これはありえないと言っていいだろう。

 

そう、ユーロ加盟国のEU脱退はありえないのだ。

 

なぜだかわかるだろうか?

 

とあるメディアでは英国のブリグジットに続いてフランスのフラグジットやスペインのスペグジットなどの造語が語られはじめている。

 

マーケット理解していない記者たちが面白可笑しく報道しているだけであり、全く馬鹿げているとしかいいようがない。

 

直近の出来事すら忘却しているのだろうか?

 

ギリシャでもユーロ離脱懸念で世界を騒がせていたではないか。

 

そのギリシャはユーロを離脱できたか?

 

そう、ギリシャは結局はユーロ離脱はできなかったのだ。

 

なぜ、ユーロ離脱ができないのかわかるだろうか?

 

ギリシャもそうであったがユーロから旧通貨のドラクマに移行すれば一気にドラクマの価値は下がり、それによってギリシャの債務は膨張しまさに経済破綻してしまうからだ。

 

まぁ、創造的破壊という考えもあるが、そんな地獄を見る覚悟があるのか?

 

いや、そもそもがそんな地獄を見る必要なんてないのだ。

 

経済政策を上手くやればね。

 

よって、フランスもスペインもEU離脱だとか盛り上がっても、仕組み上ユーロ離脱なんて出来ないし合理性がないのだから、どこかで無知な群衆も気づくことになるだろう。

 

この政治的な混乱を収束するには方法は1つしかない。

 

そう、大胆な金融政策と経済政策で景気を良くするしか方法はないのである。

 

半数以上が愚か者なら民主主義は上手く機能しない。

 

今もなお愚か者は半数未満であると信じたい・・・

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