米ハリケーンの影響で株は売り?いや買いだ!

この度のハリケーン被害にあわれた方々は本当に気の毒であり、一日も早い復旧を祈っている。

このような悲惨な出来事の中で、ハリケーン被害の影響で株は買いなどと不謹慎と思われるかもしれないが、ここでは、あくまで投資家の視点で書かせて頂きたい。

米ハリケーン「ハービー」の洪水被害は過去最悪の規模になると言われ、米国景気への下押し圧力は避けられないだろう。

しかし、この史上最悪の経済的被害になるとも言われるハリケーン「ハービー」が、皮肉なことに米国経済を更に回復させる狼煙となるのだ。

米ハリケーン「ハービー」の影響

今回のハリケーン「ハービー」は、これまで米国で過去最大の経済的被害をもたらした2005年のハリケーン「カトリーナ」を上回る最悪の被害が予想されている。

しかしながら、今回の洪水発生地域であるテキサス州ヒューストン大都市圏は、全米第4位の規模だが、米GDPの3%約程度であり、マクロ景気への影響は限定的であろう。

確かに、ハリケーン上陸により、生産活動やライフラインが機能不全となり、一時的には景気の下押し圧力にはなる。

しかし、あくまで、「一時的」なのである。

天災に売りなし

日本でも、1995年1月の阪神・淡路大震災、2011年3月の東日本大震災、直近では2016年4月の熊本地震があったが、その後の生産活動、株価動向はどうだったか?

確かに、「一時的」には経済活動は下押しされたが、その後はV時で回復している。

そう、必ず復興需要が発生し予想されることから、賢明な投資家は株価が下げたところは買いにいくのだ。

東日本大震災でも日本の投資家は売りまくっていたが、根こそぎ海外投資家は買っていた。

感情的には人の不幸をネタに不謹慎だと思うかもしれないが、投資マネーは非情でクールなのだ。

また、東日本大震災の当時は民主党政権でバカな政策をとっており日本はデフレを継続していたが、東北の繁華街は賑わい街は活気に満ち、デフレ不況に沈む 東京では信じられない「復興バブル」 に沸いていただろう。

そう、天災は売りではなく買いなのである。

ハリケーンが米国景気を更に強化

今回のハリケーン「ハービー」は広範囲の洪水被害であり被害規模も史上最悪になると言われている。

悲しいことではあるが、投資の視点で言えば、それだけ復興需要が期待できるという事だ。

しかも、今回のハリケーン「ハービー」の復興予算を承認するためには、債務上限を引き上げねばならないため、10月の米債務上限問題で政府閉鎖の懸念も、ハリケーン「ハービー」がまとめて吹き飛ばすことになるだろう。

まぁ、ハリケーンがなくとも債務上限は来年の中間選挙を意識すれば引き上げられるのは当然だが、ハリケーン被害によって、皮肉にも政府閉鎖懸念も吹き飛ばし、復興予算で財政の刺激策も加わる事で米国景気は更に強化されることとなるのだ。

世界共通の問題は低インフレだが、これは財政健全化を意識する風潮が強い為、財政出動が弱くなり、金融政策に頼り過ぎるから物価がなかなか上がらないのだ。

しかし、2011年の東日本大震災で日本がデフレの中で、復興バブルに沸いた東北を見れば明らかだろう。

財政刺激を強化すれば必ず景気は回復しインフレになるのだ。

しかも、米国は2011年当時の日本と違い歴史的なジャブジャブの金融緩和をしている中でだ。

投資の視点では、非情だが天災は買いなのである。

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