日銀ETF増額のインパクトを理解しろ!

7月末の日銀金融政策決定会合にて決定した日銀によるETF6兆円買いのインパクトがいまいち市場では認識されていないようだ。

 

この日銀ETF買いは日銀の手詰まり感だかとか、短期的な株価上昇要因だとか、まったくマーケットを理解していない発言が目につく。

 

こんな理解だから負け組になってしまうことを認識しなければならないだろう。

 

この政策は日銀の手詰まり感などでは全くない。

 

日銀は2013年4月異次元緩和導入から何を目指してきたか?

 

そうだ。デフレ脱却である。

 

つまり、資産市場でいうとポートフォリオリバランスを発生させようとしているのだ。

 

だから、GPIFも株の構成比を倍にしたではないか。

 

これからインフレになるのだから、インフレに有利な株を増額させるのが当然正しい選択となるのである。

 

しかし、なかなか他の投資家は株式資産を増やす動きにはならなかった。

 

マイナス金利導入しても一向に債券から株へいくどころか、逆に株が下がってしまった。

 

まぁ、マイナス金利導入だけでインフレ率を高めることはできないから当然ではあるのだが。

 

つまり、マイナス金利導入は失敗だった。

 

誤解してはいけないが、正確に言うとマイナス金利導入+量か質の増額が必要であったのだ。

 

話しを戻すが、要は今回日銀はまわりくどい手法から、直接的に株を買うといったポートフォリオリバランスを強引に実行したのだ。

 

そして、この効果は抜群に発揮されている。

 

年間日本株を6兆円買い越す投資家なんて、これまでは外国人投資家しか存在しなかった。

 

しかし、海外投資家は買い越すことあれば売り越すこともあるのだ。

 

だが、日銀はデフレ脱却するまで買い買い買い!なのだ。

 

そう、時間が経過すればするほど市場の浮動株が減少することとなる。

 

すげぇー!と思わないだろうか?

 

なぜ、米国株はリーマンショックやITバブル崩壊など経験しながらも過去最高値を更新しつづけるかのか?

 

わかるだろうか?

 

それは、米国は構造的に株が上がる仕組みが形成されている。

 

何か?

 

そう、自社株買いである。

 

市場の浮動株を吸い上げる仕組みがあるからこそ、時間軸を伸ばせば株高を維持できるのである。

 

その仕組みが日本でも強烈に日銀が実施することとなった。

 

しかも、日本版スチュワードシップコードの実施から、既に日本でも自社株買いが過去最高に迫っているが、今後更に加速していくこととなる。

 

日銀が買い、日本企業が買う。

 

どうだろうか?

 

今この局面でとるべき戦略はあまりにもイージーではないだろうか??

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