日銀マイナス金利導入で株安の理由とは?

それにしても異常な株価下落が続きますね。週末には日経平均が760円下落し15,000円を割れて引きました。

 

この実体経済から説明できない程の尋常でない株安の主因は投機であることは先日説明しましたが、では、いつこの投機は収まるのでしょうか?

 

投機筋の売りが最も効果的に機能するのは、他の投資家の買い意欲を削ぎ、更に売りに傾かせる様な相場環境です。

 

ボラティリティの激し過ぎる相場では、売りも買いもできない様子見の投資家が増えます。

 

なぜだかわかりますか?

 

そう、エントリーポイントが全く読めないからです。

 

特に、投機売りなんて売るから下げる下がるから売るといった負のループですから、ここが底だっていう根拠を殆ど見いだせないのです。

 

この投機が続くマーケットでは、本来の投資家が退場していき、投機が幅を効かす質の悪いマーケットになる懸念があるので、一定の規制は必要なのです。

 

では、今の様な投機を鎮めるには何が必要かわかりますか?

 

そう、政策の発動です。

 

実際のマーケット見ていても解るでしょう。日銀の金融緩和期待が意識されると、日経平均が600円下げてたと思えば、後場にいきなり1000円近く上昇したりと、投機筋は政策期待によって慌てて買戻しを行うのです。

 

今のマーケットも同様の構図です。

 

1月29日の日銀のマイナス金利導入で、その日は投機の買戻しを誘いましたが、実はその効果は殆どないことに気づき、更に当面は日銀も動かないだろうと投機家が認識することで、再度、投機が活気づいたのでしょう。

 

そして、この投機売りは個人投資家や日経リンク債のノックインを巻き込み加速するのです。

 

では、日銀マイナス金利導入には、金融政策に最も必要な要素が欠けていたのですがわかりますか?

 

そう、投資家に効果があると思わす事ができなかったからなのです。

 

これは、金融政策の本質を理解している人からすれば常識でしょう。

 

黒田日銀総裁、岩田日銀副総裁、浜田内閣参与など言ってますね。

 

インフレになると皆に思い込ませる事が必要」だと。

 

そうなのです。

 

金融政策の本質とは、政策効果があると思い込ませ、投資家を動かすことなのです。

 

今の日本ならば、金融政策でインフレになると市場参加者に思い込ませて、実際にそれに沿った投資行動(株を買う)をさせる事なのです。

 

でも、日銀のマイナス金利導入ではそれができなかったどころか、日銀の金融政策の限界だとか手詰まり感を意識させてしまい投機売りが加速しているのです。

 

しかし、本当は日銀の金融政策に限界も手詰まり感もないのですがね。

 

まぁ、この「期待」の方向性の大切さを理解している投資家はあまりいないですね。

 

プロっぽく言えば、センチメントです。

 

白川日銀総裁時代の旧日銀はこの期待の効用を全く理解していませんでした。

 

これは見ていてストレスで頭がおかしくなりそうなくらいマーケットに無理解でした。

 

金融緩和は効果ないけどこれだけやりますとか、他国や政府からのプレッシャーでいやいややっているのが見え見えでしかもその政策規模も大してことないんだから、投資家がこれからインフレになると思い株を買うワケは一ミリもないのです。

 

そして、なんだ、あのインフレ目途の「目途」って?

 

あやふやななんとしてもやるんだという覚悟が全く感じられない中途半端は政策目標は!!

 

あぁ、思い出すだけで心が乱れるので、この話はやめておきます。

 

では、話を戻しますね。

 

ここからのシナリオとしては、「買い場」であることには変化はありません。

 

特に、長期投資家の視点からは、これだけのバーゲンセールはなかなかないでしょうね。

 

では、相場がボトムアウトし上昇トレンドに回帰するきっかけは?

 

そう、日銀が動く事がそう遠くない未来に予想されることでしょう。

 

期待への働きかけの重要性を理解している今の日銀が、今の様に期待インフレ率がだだ下がりの状況を放置する可能性は低いはずです。

 

今の状況を放置すればアベノミクスは崩壊してしまう危険性が一気に高まるのですから・・・

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