日銀マイナス金利の影響と今後の投資戦略

日銀のマイナス金利の効果は投機筋のショートスクイーズぐらいしか誘発せず、株高は長続きしないと前回記載したが、早くも本日日経平均株価は559円安と大幅安となりました。

マイナス金利なんて愚策は今の日本経済に殆ど効果はないでしょう。

日銀はマイナス金利によって、パートフォリオリバランス効果を期待しているようですが、その期待は実現しません。

マイナス金利の国債の魅力低下から、株などのリスク資産へのシフトや、銀行が国債運用から貸出に移行することを期待しているようですが、それはありえませんし、実際にその動きになってません。

まぁ、これは常識的に考えればわかりますが、実体経済に効果ないことから将来の需要喚起もされないのに、国債を売って株買ったり、貸出に回すはずはないでしょうに。

実際に今、運用業界で起こっている動きはマイナス金利でもそのまま買う、もしくは利回りが乗っている長期債を買う、社債といったクレジットリスクをとる、ヘッジ付外債を買うといった様に債券の枠組みの中でマネーが動いているだけです。

日銀が期待したようなポートフォリオリバランスの兆しなんてちっとも芽生えてません。当然ですが。

では、どこまで市場金利はマイナスになるでしょうか?

海外との比較からもまだマイナス金利幅拡大余地があるとみられていますが、それは確かにそうかもしれませんが遅かれ早かれ逆流するでしょう。

そう、昨年5月6月にドイツ10年金利が0.07%から一気に1%まで凄まじい金利上昇がおこりましたが、日本もこの可能性が高くなってきています。

なぜ、ドイツ金利は暴騰したのか?

そう、景況感の改善から将来のインフレ期待が高まり金利上昇したのです。

あの緊縮している欧州のドイツですら景況感が改善したのです。

まぁ既にドイツ金利は0.3%程度まで低下して行って来いの状況ですが、緊縮している限り持続的な回復にはならないので当然ですね。

しかーし!日本は違います!

腐っても、年間80兆円マネタリーベースを拡大する政策を採っています。

そう、正しいデフレ脱却の金融政策を行っているのです。

しかも、選挙に向けて財政対策も今後積極化してくるでしょうし、更なる量、金利幅ではなく量の追加緩和もしてくる可能性が高いのです。

今の日本に必要なのは金利政策ではなく量的緩和であることは、過去からのデフレ研究でも実証されてますし、今回のマーケットの反応からも日銀も再認識したはずです。そんなバカではないと信じていますが。

今の日本に足りないもの、デフレ経済に最も必要なのは流動性の供給であることは世界の常識です。

では、なんで日本は2013年4月から日銀の強烈な量的緩和をしているのになかなかデフレ脱却できないのか?

バカなメディアは量的緩和は効果ないだとか言っていますが、それは大間違いです。

それは、2014年に消費税増税という大罪を犯してしまったからなのです。

デフレとは需要不足なのに、その需要を削ぐ消費税増税をデフレの中やってしまった影響なのです。

経済記者はイメージが貧困なんでわかってないようですが、消費税増税を緩和する財政出動をセットでしても、財政出動はその単年度だけであり、消費税増税の影響はその後もずっと負担になるのですから、デフレで需要が弱い中では絶対にやってはいけない政策だったのです。

だから今もなお2014年の消費税増税の影響が尾を引いているのです。

このあたりを全く分かってない人が多すぎますね。

だから、来年4月の消費税増税も絶対にやっては今の経済状態ではダメなのです。

そして、恐らく安部首相やその側近の優秀な経済ブレーンの浜田さん達は理解しているはずなので、消費税増税延期をしてくるはずです。

話しは逸れましたが、日本はデフレ脱却へ確実に向かっています。

今の市場金利のマイナスは物価見通し云々よりも、当局がどんな政策を打ち出すか、金利幅を更に引き下げるかなどに依拠しています。

しかし、物価上昇期待ば芽生えた時、マーケットは本来の経済見通しに基づいた金利形成に回帰します。

そう、昨年のドイツ金利急上昇した時のようにね。

マイナス金利で右往左往するのは金融関係者くらいで、私達一般人には殆ど関係ないというかメリットの方が大きいでしょう。

住宅ローンなど借入コストが低下しますから。

預金金利低下といっても、0.2も0.1も変わりません。どーでもいい水準なのです。

それよりも、デフレ脱却すれば全てが解決します。

そう、これまで問題であった社会の様々な問題が一掃されるのです。

年金問題、自殺者増加問題、貧困化、食品偽装問題、実業団解散などなど。

デフレ脱却すれば、驚くほど私達の社会は良くなるのです。

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