北朝鮮は何がしたい?戦争の確率と可能性は?

いつ北朝鮮とアメリカは戦争に?秒読みか?

北朝鮮を巡る地政学リスクがメディアで盛んに報道され、米国との開戦の気運が高まっているかのような不安を感じている人も多いのではないだろうか。

「北朝鮮のグアム攻撃はいつ?」、「北朝鮮ミサイル発射で日本のどこに何分後に落ちる?避難場所は?」、「北朝鮮戦争秒読みでXデーはいつ?」など感情を揺さぶる報道やネット記事は多い。

日本では家庭用核シェルターの販売が急増していることからも、北朝鮮戦争が勃発し日本にミサイルが撃ち込まれるリスクを本当に感じていることが窺える。

しかし、北朝鮮と米国が戦争する可能性は今の世界の枠組みの中では、殆どないと言っていいだろう。

なぜならば、今の先進各国は主権国家を採用しており、無闇に他国の主権を侵す事は内政干渉となり主権国家の概念を揺るがす事になるため、他国への軍事行動に向けた動きは、議会などどこかの段階でポシャルこととなるのだ。

北朝鮮への武力行使の可能性は?

アメリカが本気になれば北朝鮮など簡単に葬る事ができるだろうに、なぜ米国は北朝鮮をミサイル攻撃しないのか、金正恩を暗殺してさっさと危機を終わらせないのか?何をウダウダしてるんだと疑問に思っている人も多いのではないか。

しかし、アメリカが北朝鮮へ武力行使し金正恩政権を崩壊させる可能性は限りなくゼロに近いだろう(この世に絶対はないためゼロではない)。

フセインも、ビンラディンも、カダフィも、アメリカに武力で葬られたが、その後のこれらの国々の社会情勢を見れば、武力行使で現政権を倒しても上手くいかないことは明らかだろう。

ならず者国家を倒し新たな政権を樹立しても、その国の人間からすれば所詮はアメリカの傀儡政権と見なされ、自分達の国を破壊された憎しみで溢れていることから、上手くいかないのだ。

テロリストを1人殺せば、恨みからその数倍のテロリストが生まれる言われている通り、叩くだけでは、性根が治るどころか、恨みが倍増し事が悪化するだけなのだ。

また、単に独裁者の首を削げ変えても、その国が内から変わらなければ、また新たな独裁者が生まれてくるだけであり、武力行使で独裁国家を倒しても、一時的な平和しか得られず、結局は人命もコストも無駄になるだけなのである。

トランプ政権の最優先事項は、経済成長率の引き上げで格差是正であり、米国にとって一文の得にもならない北朝鮮への武力行使などをするお人好しではない事は明らかだ。

北朝鮮への制裁解除し融和の可能性は?

では、武力行使とは逆に北朝鮮へやさしく接し寄り添えば、こちらの言う事にも耳を貸してくれるのか?

それも北朝鮮には通用しないことは歴史が物語っているだろう。

1998年から太陽政策を北朝鮮に対し金大中政権により始まり、盧武鉉政権もこれを引き継いで行なった。

これはイソップ物語にある「北風と太陽」の寓話のように、北を改革・開放に向かわせるには、北風のような対決よりも、太陽のごとき融和を図るべきだ、との考えであった。

この政策により北朝鮮へ人道的・経済的に援助・協力を行ったが、北朝鮮はこの好意にどう反応したか?

そう、その援助の金で核開発を行っていたというとんでもない仕打ちを受けただろう。

単純な融和政策で北朝鮮を平和への道へ導くことは非常に困難なのだ。

北朝鮮は何がしたい?目的は?

北朝鮮の核実験やミサイル発射などのやりたい放題の挑発行為の繰り返しは、一体何が目的なのか?

当然ながら、北朝鮮は米国や日本と本気で戦争をする気なんてさらさらない。

では、なぜ、北朝鮮は核実験やミサイル発射などの挑発行為を繰り返すのか?

それは、目的はただ一つ!独裁国家の体制維持につきるだろう。

独裁国家の体制を維持するのに最も必要なものは?

そう、マネーだ。

金を稼がないと核開発も国内の体制維持も不可能である。

では、なぜ北朝鮮の挑発行為がマネーに繋がるのかわかるだろうか?

実は北の裏の顔は武器商人だ。

怪しく危ない輩に武器を売る為に自国の武器の性能をアピールしているのだ。

北朝鮮のミサイルや核の性能がどれほどアップしたかを世界中が報道するのだから、これほどの広告効果はないだろう。

そして、核を保有することで、米国への軍事行動の抑止力にも強烈になるのだ。

米国はイラクやリビアの独裁国家に軍事行動を起こしたが、核保有国には安易に起こせないことを北朝鮮は理解している。

やけくそで核の発射ボタンを押すリスクはゼロではないからだ。

このように挑発行為で武器の宣伝を行うことで、北朝鮮の武器は売れ、マネーを獲得し、更にそれで武器、核の開発を進め、それが米国への抑止力になり、また核実験やミサイル発射で自国の武器の性能アップを披露し、武器が更に売れ、といった北の脅威の無限ループが稼働し続けることとなるのだ。

北朝鮮が核保有の真の脅威とは?

アメリカをはじめ核保有国は、ロシア、イギリス、フランス、中国、インド、パキスタン、イスラエル、北朝鮮だと認識されていたが、先日の北朝鮮の核実験にて、北朝鮮の核は本物で核兵器の破壊力が一気に増したことが示唆されてしまった。

核保有国は北朝鮮以外にもあるが、北朝鮮が核を持つ危険性の意味は圧倒的に違うことがわかるだろうか。

北朝鮮が核ミサイルを発射するといった脅威ではない。

真の脅威は、北朝鮮は他の核保有国と違い、節操の無さから核兵器をどこかのやばい集団に売りつけるのではないか、ということが最大の脅威だろう。

まかり間違って、イスラム国の様な集団に核兵器が渡れば、世界は混乱の渦に巻き込まれるだろう。

北朝鮮危機の解決の方法は?

では、平和の道へ導くために北朝鮮とどのように付き合えば良いのか?

叩いてもダメ、優しくしてもダメなのに・・・

そう、北朝鮮危機は、対話の機会を持ち、対話で解決するしかない、というのが今の世のコンセンサスだ。

しかし、あの駄々っ子で破天荒でベールに包まれた北朝鮮と対話で平和が本当に訪れるのか?って多くの人は思うだろう。

そう、北朝鮮との対話で平和が訪れると思っている人は殆どいないだろうが、悲しいがこれしかないのが現状なのだ。

北朝鮮問題への対応は、八方塞という言葉が相応しいだろう。

だが、北朝鮮のみならず世界を平和に近づける方法はあり、実は、今まさに世界はその方向へ向かっている。

それは、経済格差是正と経済成長である。

所得格差拡大、貧困がテロを蔓延させることは経済学的視点からも常識だが、今はまさに格差是正と経済成長率引き上げ(インフレ率上昇)へと先進国中心に取り組んでいる。

人が立ち上がり戦うのは、食うに困った時であり、腹が満たされれば社会は世界は安定に向かうだろう。

かつて人類が歴史上経験したことがない、世界平和が訪れることを真に願っている。

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