任天堂iPhoneにマリオ投入でビッグウェーブ到来!?

遂に任天堂が企業生命をかけて勝負に出たようだ。

 

任天堂最大のキラーコンテンツを遂にiPhoneなどスマートデバイスへの配信を決断した。

 

ポケモンGOはその為の前哨戦であり、スマートデバイス向けへの手応え確認できたのだろう。

 

任天堂の成長はマリオというソフトと据え置き型ゲーム機器の両輪で成し遂げられてきた歴史がある。

 

その同社にとっての据え置き型ゲーム機器の最大のキラーコンテンツをiPhoneなどスマートデバイスへ配信することの意味とインパクトが理解できるだろうか?

 

覚えているだろうか?

 

任天堂は、2013年にスマートフォン(スマホ)向けゲーム「パズル&ドラゴンズ」(パズドラ)の人気で株価が暴騰していたガンホーに、時価総額で一時的に追い抜かれていた。

 

これには驚いた人は多かっただろう。

 

なんせ、ゲーム機専業で首位任天堂を、1つのソフトを大ヒットさせたガンホーというあまり聞きなれなかった新興ソフト会社があっという間に任天堂の時価総額を抜き去ったのだから。

 

だが、これはビジネスモデルの違いを理解している投資家ならば容易に理解できるだろう。

 

任天堂は据え置き型のゲーム機器であるWiiを買うことで、任天堂のコンテンツであるマリオなどを楽しめるといったモデルだ。

 

つまり、据え置き型のハードを作るコストと、ソフトを作るコストが売れる度にかかり、売れなければコスト倒れの赤字となる。

 

実際に任天堂はハードもソフトも売れずに赤字に転落し株価も低迷していただろう。

 

一方で、パズドラをスマホに配信するガンホーなどネットソフト会社はどうか?

 

コストは一つのソフトを作るだけだ。

 

そこからどれだけ売れようが電子媒体だからほぼコストゼロでコピーするだけ。

 

つまり、損益分岐点が圧倒的に低くて利益率が圧倒的に高いのがネットソフト会社なのだ。

 

だから、短期間でゲーム専業の任天堂の時価総額を抜き去ることもできたのだ。

 

しかし、彼らネットソフト会社にはビジネスモデル上、大きなリスクがある。

 

そうだ、ヒット商品を出し続けなれば今の株価を維持できないのだ。

 

下のチャートを見てわかるように、ガンホーは2013年に同業のグリーやDNAも抜き去り、ゲーム専業首位の任天堂も抜き去ったが、パズドラの人気がピークアウトし、パズドラに次ぐヒット商品が出ないなかで業績も株価も凋落していったのだ。

 

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ここにネットソフト会社のハイリスク・ハイリターンのビジネスモデルがある。

 

しかし、任天堂は据え置き型のゲーム機器と専用ソフトの両輪のビジネスモデルから、本腰でネットソフト会社へ転換する決意をしたのだろう。

 

これまで温存してきたスーパーマリオをスマホに投入するのだ。

 

まだ、詳細なゲーム内容や収益モデルは公表されていないが、ポケモンGO同様にまずはアイテム課金がベースとなるのだろう。

 

しかし、業績に与えるインパクトはポケモンGOを上回るだろう。

 

ポケモンGOは(株)ポケモンが開発したものであり、任天堂が同社の大株主(持分32%)であるものの、任天堂への収益の分配は限定的になる。

 

一方で、スーパーマリオはまさに任天堂独自の最強のキラーコンテンツだ。

 

任天堂はスマホの普及とその課金ビジネスの収益力とその中での同社のコンテンツのインパクトを計算し、今が勝負時だと踏んだのだろう。

 

スマホへのソフトビジネスはヒットすれば一気に稼げるがその維持が難しいことはグリー、DNA、ガンホーなどを見れば容易に理解できるだろう。

 

しかし、任天堂が持つスーパーマリオのブランド力はパズドラなんか比ではない

 

持続力と他への展開力のポテンシャルは非常に大きいだろう。

 

これに加えて、ポケモンGOで見せたあのバーチャルリアリティの一種である現実拡張の世界など技術の進展もあり、多彩なビジネスへの展開が可能だ。

 

その成否を決める大きな要素の一つが間違いなくコンテンツ力である

 

コンテンツとは魅力があり人を惹きつけるもので他者との優位性は生まれない。

 

言い換えればブランド力と同義だ。

 

一朝一夕で生み出すことは難しいことから、この乱立するスマホ向けネットゲーム世界においてもゲームの巨人任天堂の存在感はこれからどうなるのか期待したいところである。

 

まだまだ期待先行ではあるが、ビジネスモデルを理解すればそのポテンシャルの大きさは理解できるだろう。

 

ほな、またね!

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