世界株安は誰が売りいつまで続くのか?

明日の日本株式市場も大幅な売りで始まりそうですね。

シカゴ先物で日経平均が15,100円程度と、昨日の大証終値より600円も下落しています。

どうですか今の相場は?

不安で一杯でしょうか?

それとも、

活き活きし興奮いまくっているでしょうか?

後者の人の方が、投資家としてのセンスがあると言えるでしょう。

不安で頭が一杯の状態では思考は停止し世間の雰囲気に流される群衆になってしまいます。

投資の本質は単純明快で「安く買って、高く売る」です。

しかし、株価が売られて安い時って、悪い情報が世間では蔓延しており、手が出せない人が殆どでしょう。

一方で、世間の大半が悲観的な見通しとしている時でも逆の投資行動、安く買える、しかも自信を持って活き活きしながら買える投資家も存在します。

この差は何が原因かわかるでしょうか?

そう、現状を正しく理解できているかどうかなのです。

何が起こっているか解らない中で株が急落し、更にメディアでも様々な不安材料が報じられると、大変だぁぁぁ!!売らなきゃっていうのが99%の凡人でしょう。

しかし、極少数の一流投資家は、感情に囚われず正しく現状を分析し投資行動を起こせるのです。

確かに、今の相場はボラティティが恐ろしいほど高くなりがちですが、その要因はこれまでも説明してきましたね。私の想像以上にオーバーシュートしているのは確かですが。

しかし、マーケットの方向性がわかっていれば、今のこの局面で採るべき投資行動は自ずと導けるでしょう。

では、この年明けからの世界株安の背景は何なのでしょうか?

世界経済はリセッションへ向かっているのでしょうか?

ドイツ銀行が巨額赤字でまた金融危機になるのでしょうか?

リーマンショックの再来など、メディアでは色々面白おかしく報じられていますが、どれもかしこも価値のない情報としか言えません。

こんな報道をベースに投資していると負け組決定になるのは、これまでの実績からも明らかでしょう。

では、今の株価暴落の背景は?

そう、投機の売り浴びせ!でしょう。

米国の景気は悪くないどころか、GDPの7割を占める個人消費は堅調で、しかも先週末発表された消費の先行指標となる所得の伸びも大きいことから、今後も底堅い景気回復が想定されうる状態なのです。

本来なら、この様な実体経済からもこれほど株価が売られる理由はないのです。

しかし、投資の世界は弱肉強食であり、この極少数の「強食」が相場を短期的に大変動を起こす力を持っているのが今の相場なのです。

では、この「強食」は誰なのでしょうか?

そう、短期投機家のヘッジファンドです。

その中でも相場の方向性を作り出し、そこにベットするマネージドフーチャー(CTA)といった戦略を採るヘッジファンドの存在が相場を大きく攪乱させます。

恐らく、世界でも屈指の一流投機家がこの分野のヘッジファンドには多く存在しているのは確かです。

なぜならば、現状を正しく認識できていないと投機もできないからです。

どのポイントで売り投機を仕掛け、どのポイントで売り投機の効果が無くなり、実体経済に株価や為替が収斂していくかが解ってないと、そもそも投機アタックなんてできないのです。

しかも、彼らは巨額な資金に大きなレバレッジをかける事でマーケットを変動させ恐怖を煽り、しかも巧みなメディア戦略も絡めることで多くの個人投資家をカモにするのです。

そう、彼ら一流投機家は経済分析が一流なだけでなく、どんな投資家がマーケットに参加していて、それぞれの投資家の投資行動のクセやポジンション動向なども踏まえて上で投機アタックをしかけてきているのです。

投機筋の売りのベースにあるのが米国の利上げによるマネー収縮懸念です。

これに、中国株急落、元安、原油安、産油国のリスク資産売り、新興国通貨安など複合的な要因で更に投資家心理が悪化し、まさに不安を煽り大半の投資家の買い意欲を削ぐ事で容易に売り崩せる相場なのです。

しかし、ある事が起こると相場ば一気に反転していますね。

そう、政策期待です。

NY連銀総裁のダドリー氏がハト派色の強い発言をするだけでNYダウが300ドル以上上昇したり、日銀の追加緩和期待だけで日経平均が970円上昇したりと、こんな派手な買い方するのは売りの買戻しである投機家しかいませんが、彼らは政策こそが相場を左右する決定要素であることを誰よりも理解しています。

そう、今後どんな政策が各国から出され、どんな効果を及ぼすのか?そして、それはいつどのタイミングで規模なのか?

こういった分析はその国の経済状態だけでなく、政治や国際情勢の理解が不可欠です。

なぜならば、政策は経済状態に応じたものが正しく出てくるわけではなく、政策立案者、その時の政治色が決定要素となるのですから。

では、これからどんな政策を主要国は出してくるのでしょう?

イエレンFRB議長のスタンスは?

黒田日銀総裁のスタンスは?

世界の中央銀行の共通の課題は?

そう、低インフレなのです。

どんな政策が出るかわからないからそれを確認してからでないと投資判断を下せないという三流投資家が殆どです。

それでは遅いのです。

一流は将来決定される政策すら経済状態だけでなく政治、国際情勢、国際関係などから予測しストラテジーを構築するのです。

そう、この定性分析こそが一流を一流と足らしめるのです。

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