マイナス金利で住宅ローン、預金への影響は?

1月末の日銀マイナス金利導入発表してから1か月以上経つが、未だにこのマイナス金利が及ぼす影響を正しく理解できない投資家やメディアが多いようだ。

住宅ローンもマイナス金利で借りれるのか?

そうなると、100億借りて1%のマイナス金利で借りれたら年間1億円ももらえるぞ!スゲー時代がくるかも!?

とか、不思議の国のアリスの様な話を本当に信じていたり、半信半疑な人が多い。

最も多いのは銀行預金がマイナスになるって話だろう。

この銀行預金マイナス懸念で金庫が急に売れていると言われているが、あまりにも馬鹿げた話である。

不安に駆られて流される大衆になってしまうと、投資のみならずあらゆる場面で負け組、カモになってしまうので注意せねばならないだろう。

では、マイナス金利はどこに影響がおよびどういう状態になるのか?

それは、現実を丁寧に見れるとあまりにも簡単な問だろう。

そうだ。マイナス金利の負の影響を被るのは、銀行と国債投資家だけなのだ。

銀行は日銀に預け入れる一部にマイナス金利が適用される。

あと、国債をトレードする機関投資家がマイナス金利の負の影響を被る可能性がある。

直近でも10年日本国債利回りがマイナス0.1%まで価格上昇(利回り低下)していた。

これがどういう意味かわかるだろうか?

マイナス0.1%の10年国債を買っても皆が損するわけではない。

わかるだろうか?

債券は実際に携った人でないとなかなか理解しにい投資対象であるので少し丁寧に説明しよう。

通常、債券は100円で発行され100円で満期を迎える。

債券はそれ以上でもそれ以下でもないのだ。

つまり、マイナス金利の国債というのは、クーポン(配当)以上に価格が高い債券であり、それを満期までもてばマイナスリターンになるのだ。

そう、マイナス金利の債券を買っても、更にもっと高く買ってくれる投資家が現れて、売却すればプラスリターンを享受できるのだ。

つまり、償還までもてばマイナスリターンになるが、もっと高い値段で買ってくれる投資家がいると思われている限りマイナス金利は拡大することとなる。

そう、これは市場の思惑や期待や投機で国債はマイナス利回りとなっている。

わかるだろうか?

そうなのだ。これは金融市場の運用資産特融の現象だ。

これが実体経済で起こる事はありえないことは一般的な知性がある人ならば、何となくは理解できるはずだろう。

住宅ローンをマイナス1%で100億円借りて1億円を毎年もらえるなんてありえんだろ!

プラス金利になった途端破綻するし、それ以前にそんなマイナス収益のビジネスしてると株主から訴えられるし、成立するわけがないだろ!

しかし、住宅ローンもマイナスになったらスゲーよなとか真剣に話している人を結構見かけます。

あと、銀行の預金がマイナスになると不安がって金庫を買っている人々・・・

これもありえないだろう。

今の金融システムは銀行預金をベースに信用創造が行われ資本主義が成立している。

このベースの銀行預金をマイナスにすれば、世界中で最も採用されている資本主義を根幹から揺るがしかねないチャレンジングな現象となる。

個人の小金だから自宅で金庫が可能であって、大金の機関投資家が現金で保有は様々なリスクからできないからマイナス預金もあると思っている人もいるようだが、これもほぼないと思った方がよい。

銀行なんて倒産すると騒がられ個人が預金を引き出しにかかる取り付け騒ぎが起これば簡単に倒産した事例なんて腐るほどあっただろう。

マイナス預金金利になって引き出すのは個人だけで、大手機関投資家は動かさないから大丈夫などと思っているのは大間違いだろう。

あくまでマイナス預金の負の影響は、銀行の日銀に預ける一部の資金と、国債投資家といった運用の世界だけだ

実際の社会、経済では、マイナス金利はありえないのだ。

今は10年ゾーンまで日本国債はマイナス利回りだが、これが解消されプラス金利になる日はそう遠くないだろう。

なぜかって?

デフレ脱却へ向かっているからだ。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です