トランプ大統領誕生で格差社会が更に拡大!?

予想外の米大統領選挙トランプ勝利で度胆を抜かれたが、勝利宣言でトランプ節が封印され、景気のいい話をしたことでマーケットはドル高化・株高の好感の反応を示している。

 

もしかして、トランプっていいかも?と急激に市場心理が傾いているようだ。

 

しかし、まだ先だろうが遅かれ早かれメッキが剥げ落ち、トランプを支持した人々は絶望の谷底に突き落とされることとなる可能性が現時点では高いだろう。

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
突如誕生したトランプ大統領はは救世主か大魔王か?
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

まさかビフ(バックトゥーザフューチャーのいじめっ子)のモデルとされていたトランプ氏が世界一のビッグパワーを有する米国大統領になるとは、笑うに笑えない喜劇が現実に起こってしまった。

 

11/9の日本株は選挙戦でトランプ氏優勢が伝わり暴落したが、その晩の海外ではトランプ氏の勝利演説にて暴言が封印され米経済成長率も4%に引き上げるなど景気のいい話をしたことからドル高・株高が急激に進行した。

 

これまでトランプ氏を批判してきた者も、もしかしてトランプっていいんじゃね?と思い始めているようだ。

 

では、ドナルド・トランプ大統領はアメリカ国民の救世主となりうる人物なのだろうか?

 

当面は政策効果から景気は浮揚するが、長期的には残念ながらその可能性は極めて低く、空から突如降りてきた恐怖の大魔王となる可能性が高そうだ。

 

マックス ヴェーバーは、政治家にとって重要な資質は情熱、責任感、判断力の3つであり、最大の敵が「虚栄心」と著書で言っていた。

 

トランプ氏は、偏狂な情熱はあるがそれに対する責任感はない。

 

なぜならば、自己の欲望を満たすためだけに行動している虚栄心バリバリのビジネスマンだからだ。

 

トランプ氏がビジネスマンの視点で大統領選に挑んでいたことは、彼の「彼の大統領選は私の人生で最大の取引だ」との発言からも感じ取れるだろう。

 

また、トランプ氏は破産法を武器に合法的に借金を踏み倒し自分は豪華な生活をしてきたことは有名だ。

 

しかし、その裏では借金を踏み倒されることで窮地に陥った人間がたくさん存在する。

 

そう、まさにトランプ氏は自己の利益を最優先するために他者を踏みにじることを全く厭わないどころかそれを自慢する人間なのだろう。

 

もちろん、トランプ氏がいち企業人として暗躍することは世界にとってのインパクトは微小なものだ。

 

しかし、社会全体の幸福度を最大限に引き上げるには、協調、相互扶助など社会全体を調和させる資質が必要なのだ。

 

ミクロの企業戦略をマクロ視点が必要な国、社会へそのまま応用すると多くの民を不幸にしてしまうのだ。

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
なぜドナルドトランプ氏の本性に気づかないのだ!?
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

トランプ氏は格差社会を是正し、誰もが職を手にし活躍できる偉大なアメリカをとり戻すと言っており、彼を支持した中低所得者層の人々は希望で一杯になっているだろう。

 

だが、残念ながらその希望は絶望になる可能性が高い。

 

トランプ氏はそもそも格差を是正する気がないのか、本当にわかってない愚か者かはわからないが、彼の政策で格差是正は難しいのだ。

 

なぜならば、大幅減税では所得格差は是正されるどころか拡大することは常識だろう。

 

だから、クリントン氏やピケティなどは富裕層への増税を主張しているのだ。

 

つまり、クリントン氏の政策こそ富裕層の負担を増やしそれを弱者へ配分するといった格差是正となるのだ。

 

しかも、次期政権の 財務長官に金融大手JPモルガン・チェースのジェイミー・ダイモンCEOを推しているとのこと。

 

おいおい、ウォール街の帝王と言われる人間であり、エスタブリッシュメントの代名詞ではないか!

 

そう、これらからもトランプ氏は格差是正で中低所得者層の幸福よりも、富裕層、エスタブリッシュメントを重視しているのだろう。

 

また、トランプ氏は金融規制も撤廃し金融バブルが再度発生しやすい世界に再構築しようとしている。

 

まぁ、彼のアドバイザーがヘッジファンドや不動産王といった人間が多数含まれていることからもこの流れは胡散臭すぎる。

 

金融政策重視の社会が資産を多く持っている富裕層が更に豊かになり、一方で資産を持たざる庶民は更に貧しくなることを、21世紀の資本のピケティがデータで証明していただろう。

 

トランプ氏が格差是正をする気がないのか、本当にわかっていないのか真相はわからないが、このままでは格差は逆に拡大する可能性が高いことが理解できただろうか?

 

トランプ政権の人事や政策が明らかになるまでは、今のトランプ相場は続くだろうが、ドテンするタイミングを外せば大けがする可能性が今の限られた情報からは高そうである。

 

当面は政策効果から景気は浮上し所得下位層も潤うが、トランプ大統領誕生をもたらした主因である格差社会の問題は解消されず、次の景気下降局面で更に今より拡大する現実が露わになる可能性が今のトランプ政策では高いことを理解すべきだろう。

 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です