なぜ日銀政策決定会合後に円安もその後円高に?

9月21日の日銀政策決定会合の前後はいつも思惑からボラの高い相場となるが、今回も同様に乱高下した。

 

今日はこの為替が何をベースに動いているのかを説明しよう。

 

日銀の政策が発表されたのが、13時18分であった。

 

その前後の為替の動きはこうだ。

 

通常の日銀政策決定会合の発表は、お昼休みの12時頃から後場が始まる12:30前後に多かった。

 

しかし、今回の日銀政策発表が遅かったことから、101.50円程度で推移していたのが追加緩和期待が高まり102円程度まで円安が進行した。

 

だが、102円から101.50円割れまで政策発表の直前に円高へと一気に振れた。

 

なぜ、日銀の政策発表の直前に、それまで追加緩和期待で円安にじりじり向かっていたのが、ストーンと一気に円高になったのか?

 

この奇妙な動きは、恐らく事前に量的な追加緩和はないとの情報が洩れ、その情報を知った投機家が円を買い戻したのであろう。

 

そして、13時18分に長短金利操作付量的・質的金融緩和が発表された。

 

この政策発表を受けて102円台後半まで一気に円安が進行した。

 

しかし、夕方以降の先物市場では100円台まで一転して円高となったのだ。

 

なぜ、日銀政策発表後に円安となり、その後に先物市場で円高に転じたのかその理由がわかるだろうか?

 

まず、13時18分の政策発表で事前の日経新聞の報道とは裏腹にマイナス金利の深堀がなかったことがポジティブサプライズとなったのだろう。

 

1月末のマイナス金利導入の時も瞬間的に金利差を単純に意識した投資家の動きで円安に一旦振れたが、その後は急速に円高で推移しただろう。

 

そう、マイナス金利の深堀は円高要因と考えていた投資家が多かったのは容易に想像できる。

 

ただ、マイナス金利が悪いのではなく、トータルの政策パッケージとして1月末の政策は期待インフレ率を上げるどころか下げてしまったので円高となったのだが。

 

そして、今回はその評判の悪いマイナス金利の深堀がなかったことに加え、長短金利操作付き量的・質的金融緩和であり、量と質もも強化されるのか????であった。

 

量も質も強化されるならば、かなりポジティブだが、多くの投資家は?????であった。

 

なぜ、???かわかるだろうか?

 

これは非常に大きな問題だが、日銀のHPがアクセスが集中して閲覧できないのである。

 

となると、唯一の情報源はブルームバーグとかロイターといった情報ベンダーのニュースから断片的に情報を拾うしかないのだ。

 

しかし、色眼鏡に染まりまくった情報ベンダーのニュースの内容を信じて投資をするのは非常に怖い

 

なんせ、メディアの分析力は本当にヒドイからだ。

 

要は、今回は限られた情報ベンダーのニュース内容から想像し将来物価上昇する期待が高まり円安に振れたのだ。

 

(なぜ将来物価上昇期待が高まれば円安になるかは以前説明したので割愛する ⇒ 為替分析の方法

 

まえまえから問題とされていたが日銀のHPにアクセスできないのは一流投資家からすれば致命的だ。

 

三流投資家はメディアから流される情報を鵜呑みにするが、一流は一次情報にアクセスし自分の頭で分析するからだ。

 

今回私も日銀のHPにアクセスし閲覧できたのが14時過ぎだった。

 

日銀の政策発表があってから40分間も生の一次情報にアクセスできず、怪しい情報ベンダーのニュースから想像することしかできないのは大きな問題だ。

 

はやく何とか対処してほしいものだ。

 

話しは逸れたが、その後夕以降の先物市場で一転して円高となった理由は、メディアから流される今回の日銀政策の評価を見ればわかるだろ。

 

そう、多くのメディアでは今回の日銀の政策は、実質ゼロ回答とか、テーパリングとか、金融政策の限界といったネガティブな反応のオンパレードだ。

 

メディアは皮肉にも第4の権力と言われるほど影響力はあるのだ。

 

だから、この内容を鵜呑みした投機家が円買いを行ったことが想定されるのだ。

 

しかし、真実は時間の経過とともに明らかとなる。

 

そう、円安・日本株高へ回帰する日はそう遠くないだろう。

 

ハぁ、今日も疲れたのでそろそろ寝ます・・・

 

では、またね!

 

 

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