一流がトップダウンアプローチを最重要視しているワケとは?

業績の良い会社を探せばいいんでしょ?

 

株式投資で多くの個人投資家は、四季報やアナリストレポートを必死に読み込み、業績が来期良くなる企業に目を付けたり、新聞などで新製品・新技術・提携・買収などのニュースに反応し株価上昇しているところに飛び乗ったり、また、熱心な方であれば、株主

 

総会に参加し経営者の生の声を聞き、企業を深く理解しようと努めるこもあるようですね。

 

このような銘柄選定が日本では世間一般的な個人投資家のスタイルではないでしょうか?

 

こういった投資スタイルをプロの世界では、ボトムアップ・アプローチと呼びます。

 

要は、企業の業績変化を企業サイドのアナウンスをベースにした売り上げ動向や、新技術、ビジネスモデル、企業理念などから予測しようと試みることです。

 

まぁこれは、プロの世界でも主流でなのですが、個人投資家にはできない特典の様なものがプロにはあります。

 

それが、ファンドマネジャーやアナリストが企業を直接訪問したり、直接電話で取材して企業調査・分析をできるっていうことですね。

 

少しズルい感じがしますね。だって、公に発表されていない足下の売上動向などにいち早く気づくことができたりするんですからね。

 

デイトレードでコチョコチョやっているイナゴ投資家には重要かもしれませんが、大きく稼ぐ一流からすれば正直大したもんではないどーでもいい誤差の情報ですが。

 

ボトムアップリサーチの企業分析はミクロ分析といったりもしますが、このミクロ分析を投資の軸にしていると常に後追いの投資、提灯投資家に成り下がってしまうリスクが高いでしょう。

 

こういったことを特に個人投資家さん達はあまり理解していない様に思います。あっ、まぁ、プロでも理解しているのは恐らく少数といった感じがしますが。

 

その証左に、世間的には一流と言われる運用会社でさへ、ミクロの集まりがマクロを形成するのだから、私達はこんなに企業を足を使って訪問し企業を知りつく努力をしてますよって、堂々と投資理念として謳っているのにはたまげましたね。

 

そうなのです。投資はミクロではなくマクロ、ボトムアップではなくトップダウンのアプローチこそが最重要と言っても過言ではないでしょう。

 

な、な、何!?じゃー何見て投資を決めるのだ!?

 

まぁ、ミクロを合計すれはほぼマクロになるのは間違いとは言い切れないが、だからミクロを重視してますって理念が、プロの投資

家としては頭痛すぎとしか言えませんね。

 

このミクロ分析では株価の方向性をいち早く捉え、他の投資家より速く有利なポジションを構築することは難しいでしょう。

 

なぜだか分かりますか?

 

波及経路を考えればわかるでしょう。景気が転換する時、一企業の業績が変化とマクロの景気先行指標の変化ではどちらが先に変化するでしょう?

 

景気が点転する時、一企業の業績変化と金利や株価や為替などのマクロ指標ではどちらが先に変化するでしょう?

 

そうなのです。

 

一企業のミクロの業績変化は、トップダウンで変化しての影響の結果なので、まずはトップダウンをベースに考えないと、投資判断が一歩も二歩も遅くなってしまうのです。

 

現実を見ても明らかでしょう。アナリストのレーティングは、株価が急落してから引き下げ、上昇してから引き上げるといった後追いのレーティング変更が殆どでしょう。

 

アナリストやエコノミストが、景気・相場の転換点で実際の株価動向よりも、いち早く業績変化を捉えてレーティングを変更することなど全くないと言っていいほどなのです。

 

まぁ、これは当然の現象ですね。

 

なぜならば、企業自体が業績計画の修正を当たり前のようにするのですから、その企業の担当者が言う情報をそのまま利用しているアナリストの予想など当たるはずもないのです。

 

あ~確かにアナリスト予想も企業計画も当てにならないかも?

 

経済のトップダウンのマクロの変化が見えてないから予測が全く当たらないのです。企業業績が経済環境によって大きく変化するのは常識ですよね。

 

であれば、企業業績の変化を先取りするために、まず分析すべきなのは、実はトップダウンのマクロ分析なのです。

 

でも、プロのアナリストなんだからこのマクロ分析も考慮して分析しているんじゃないの?と思っている人も多いかもしれませんが、それは買い被りすぎでしょう。

 

特に大手金融機関では電機、機械、素材などのセクター毎にアナリストが配置され、またエコノミスト、ファンドマネージャーなどが独立して存在しているのです。

 

しかも彼等は、俺はプロフェッショナルだぁ!といったプライドと自負は人一倍あるので、横の繋がりは脆弱と言わざるを得ないのが現実なのです。

 

だから、自分の担当セクターしか興味がなく、他は殆ど見てないアナリストも多く、ましてやマクロを考慮しているアナリストなんてお目にかかった記憶は殆どありません。

 

もちろん、他のセクター含め経済全体を踏まえて分析しているアナリストの方もいますが、あくまで少数だということです。

 

また、企業の経営者や担当者の情報を鵜呑みにするのは非常に危険です。彼らの経済環境の変化を予測する精度が低い事は過去を見れば証明済でしょう。

 

実際に頻繁に業績計画の下方修正を行い、設備投資を行い大幅増産した後に景気がクラッシュして倒産間近まで追いやられた有名大企業はいくらでもありますね。

 

ご理解頂けましたでしょうか?

 

決して会社四季報や、その企業の技術力や経営理念や製品だけを見ていても投資では勝てないのです。もちろん、誤解してはいけませんが、企業の経営者や方針など定性分析は投資では非常に重要です。

 

ここで申しているのは、あくまで投資の前提として、マクロ環境の変化を考慮しない分析はありえないでしょう、ということですので悪しからず。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です