このブログは、経済紙、著名人、ネットのゴシップ記事などの陳腐なゴミ情報に翻弄され、株価が急落すると蛇に睨まれた蛙の如く頭がフリーズし提灯投資家へと瞬時に変身していたカモ投資家の私が、如何なる恐怖を覚える相場の中でもクールヘッドを保ち、自分の頭で情報を正しく選別・分析を行い、そして他の投資家より半歩先の未来を予見できる0.8%の本物の投資家への覚醒を目指す奮闘記です・・・
証券マンは投資のプロなのか?
私が証券会社に入社したことろは、まだ株屋と卑下されるニュアンスが残ってる時代でした。
今でこそ、ファイナンシャル・アドバイザーとか米国輸入のオシャレで知的な仮面に代わりましたが、仮面の下の本質は25年以上たった今ほぼも変わってないと思った方が無難でしょう。
当時の証券会社は、まさに私が学生の頃にイメージしていた通りの世界でした。
「タコ部屋」、「ノルマ地獄」、「灰皿が飛ぶ」、「博打」、「イケイケ」、「ヤクザ」といったキーワードに近いものがありました。
余りに理不尽な事が多くて、こんな会社辞めてやるわ!と、密かに意気込んでましたが、でも当時は80年代バブル崩壊後の就職難で、残るも出るも地獄で、苦しくて苦しくて、朝会社に近づくと嘔吐したり、でもどすることもできない無力な存在でした。
こんな私を支えていたのが、「大志」でした。
「いつかは、俺もあのジョージ・ソロスやバフェットの様に偉大な投資家になってやる!」と本気で考えていました。青すぎた・・・
まぁ、当時は投資の「ト」の字も知らない程のど素人でしたが。恥ずかしながら証券マンなのに・・です。あれでプロと名乗り思い込んでいたのが、本当に情けなく申し訳ない気持ちで一杯です・・・
証券会社のビジネスモデルは手数料ビジネスなのですから、動かさないと収益が発生しません。
このビジネスモデルも右肩上がりの時は上手く機能してました。手数料抜かれても、お客さんもそこそこは儲かってましたから。
右肩上がりなんだから、こんな高値で買えないやと思う株価でも、そこに飛び乗らせる勇気と度胸と勢いがある営業マンが結果的にもお客さんからも、社内からも評価も高くなった時代だったのです。
しかし、80年代バブルが崩壊し、これまでの勢いと度胸だけで推進していた手数料ビジネスが上手く機能しなくなったのです。
当然ですね、買っては損切、次は取り返しましょうと買わせてまた損切、この負のループに嵌り、お客さんも気づいたのです。
あ~、証券マンって儲けさせてくれないんだ。逆に、回転売買を強要してきたり、自分達の事をしか考えてないエゴの塊なのではといった不信感が増大していった感覚がありましたね。
まさに、メッキが剥がれはじめたのです。
更に、ネットが急速に発達し、証券マンの情報の優位性はほとんどなくなりました。
当時は、よく「ここだけの話・・・」的なものを匂わした安易なブラックなセールスがありましたが、今はほぼ皆無でしょう。なんせ、コンプライアンスが厳しくて、そんなことすればお互いがお縄頂戴になってしまいますからね。
投資の世界も急速に超格差社会が到来!?
現在は個人投資家でも、証券マンとほぼ遜色ない情報を入手できる事が可能な時代となりました。
情報社会によりこれまで個人ではアクセスできなかった情報が、誰でも平等に入手できる環境が加速度的に整備されてきています。
では、証券マンのみならず投資アドバイザー、投資コンサルタント、ファイナンシャルプランナーたちの存在意義は薄れたのか?
それは、NO!です。
寧ろ逆にアドバイザーの重要性が今後ますます高まることとなるでしょう。
様々な情報が溢れる現代ですが、個人投資家は昔よりも儲けられるようになったか?
私は昔よりも儲ける個人投資家の絶対数は減少していると思います。
投資の世界でも急速に超格差社会が到来しているのです。
インターネットは、情報の拡散力と浸透スピードを一気に高めました。
その結果、投資の世界で何が起こったか?
そうです。陳腐な情報に踊らされる大衆の規模が昔の比ではなくなったのです。それが、昨今、過去に例がない程に相場を不安定化させているのです。
しかし、投資はゼロサムゲームで、誰かの損は誰かの利益です。
投資家が大衆化しやすくなったことにより、これまで以上に格差が拡大するのは必至でしょう。
情報が増えれば増えるほど、情報格差は拡大するのが、この情報社会のパラドックスなのです。そして、恐ろしいことにこの二極化は下の極に大多数が占めることとなるのです。
こういった時代だからこそ、情報選別力のみならず未来を予見できる真の証券マン、投資アドバイザーの価値は飛躍的に上昇することとなるでしょう。
もちろん、あくまで「本物の」「一流の」ですが・・・
投資のプロはどこにいるのだ!?
当時、地方のお店で地道に個人営業に従事していた私は、投資信託を運用しているファンドマネジャーや、雑誌やテレビでで見かけるトップアナリストや、エコノミストたちは、何でも知っている神の様な存在だと思っていました。
しかし、彼等と同じ立場で仕事をするようになって目玉が飛び出る程の驚愕の事実を知った時のショックは今でも忘れません。
(あっ、私も地獄の証券営業をしながらも卓越した処世術と強運で何とかめでたく、純粋に運用の一翼を担えるポジションをゲットしたのです。)
なんだぁ?この程度か?俺と大してレベルかわんないんじゃねーの?と。
有名だから優秀だとか、地位と名誉があるから優秀だとか思っていると、この投資の世界では全く勝てないどころか危険極まりないとの真実に気づいたのです。
まぁ、サラリーマンは上司の言いなりで、組織の意向には逆らえないどこにでもある構造ですね。
そう、社会を良くするためにとか、誰かのためにとか、そういう「信念」が皆無なのです。
あるのは、「自己保身」のみです。
もちろん、全てではありません。一部には頭脳明晰のみならず正義のために保身に走らず信念に沿って行動されている真のプロフェッショナルは存在します。
しかし、あくまで少数なのです。しかも、あまり表には出てこない。というか、既存の権力者に靡かないから、なかなか表舞台には出てくる機会がないのです。
サラリーマンもそうですよね。上司に立てつく様な部下は稀有な天才でない限り上にいけませんよね。
あぁ、これはヒドイ~、世の中腐っている。一体誰の情報が信じるに値するのだろうか?と絶望した日の事を昨日の事の様に覚えています。
偉大な投資家たちとの驚愕の出会いで目玉飛び出る!
私は前にもお話しましたが、過酷な証券営業時代に理想と現実とのギャップの大きさから絶望し今から思えば鬱の様な状態となってました。
まぁ、当時は気がたるんでいると一蹴される時代でしたが・・・
そんな私を救ってくれたのが、アドラー君やフロイト君、そして知の巨人アリストテレス君などでした。
彼等は非常に優秀で私の悩みをとことん分析しつくしているような感覚に襲われました。
まさに、これが「人類の英知」かと感動し、また絶望し干上がった私の精神に一滴の癒しの水を注いでくれたのです。
何でこんなに苦しいんだ?何のために人は働くのだ?何であんな思考回路の人間が存在するのか?etc
当時の私の疑問に的確なアドバイスを与えてくれる最強最高のアドバイザーに出会ったのです。
それからですね、様々な分野の本を読む様になったのは。
心理学が経営者、消費者の行動分析だけでなく人間関係にも役立ち、また経済学(行動経済学)との繋がりや、更には心理学のストーリーを科学的に証明していっているのが脳科学であったりと、あらゆる学問が相互につながり、しかもその全てが現実を理解する上での多面的なアプローチに使えることに気づきました。
これは、私の人生の中で、最大の驚きと幸運でした。
言うなれば、巷のビジネス書100冊分がアドラーの1冊の小さなエキスから派生したものといった感じです。大元の英知があって、その上辺をすくってあらゆる現代のビジネス書や成功哲学が書かれているのだと気づきました。これまで何と陳腐な本に時間を使ってきたのかと肩が落ちましたね。
一流の人間は何やっても成功するのは偶然ではなく必然?
ピーター・ティールって聞いたことありますか?
彼は多様な顔を持ち、しかもその全てにおいて非凡な結果を出しています。元々はPayPalの共同創業者で、その後はヘッジファンドマネージャーとして投資分野でも活動し、いくつもの会社を上場させています。最も有名なのがフェイスブックの最初の外部投資家であったことでしょう。
また、ユーチューブやテスラ・モータズなど多くの分野でのトップ企業を創業しているのがPayPal出身者であることからPayPalマフィアと呼ばれ称賛されていますが、このPayPalマフィアのドンがこのピーター・ティールなのです。
なぜティールはじめPayPal出身者は、様々な分野で成功を収めることができるのでしょうか?
日本でもリクルート出身者や野村証券出身者が他分野で活躍していることは良く知られていますね。
もっと身近な例でも、全く違う部署から来たのに、その部署の重鎮たちをゴボウ抜きするイカシタ奴っていますよね。
世間的な感覚だったら、門外漢の仕事で成功なんて今から無理だろ、と思うことでしょう。
しかし、彼等一流からすれば、後発組で何をしても他より上手くできちゃうのは当たり前の感覚なのです。
なぜ、彼らは全く違う異分野でも鼻歌交じりで易々と成功を収めることができるのか?
つまるところ、彼等一流は現状分析がべらぼに長けているのです。
現状を正しく認識できるからこそ、半歩先の未来がどうなるか、どうすれば良いかが正確に見えるのです。
門外漢の分野でもです。
なぜでしょうか?
それは、そもそもが彼等が現時点で持っている知識が巨大なのですが、そこから分野を超えて応用し考える事ができることがポイントだと思います。
どんな情報、出来事も人間と同じで様々は顔、特性を持っています。だからこそ、多面的に見て初めてその真実の姿が見えてきます。
一面だけを見るよりもあらゆる角度から多面的に見た方が立体的に捉えられ正しい姿を把握できる感覚です。
彼等は自身の知識を現実世界へアクセスする力が卓越し、しかもその知識が巨大なネットワークだからこそ凡人よりも多面的な視点で観察でき、他よりも正しく現実を把握できるのです。
そして、次はどっちに向かうか半歩先が見えるのだと私は理解しています。
超格差社会の到来で不安で夜も眠れない?
ロボットの進化、新興国の優秀な人材との競争などで、給料が上がるどころか今の職を維持するのすら難しい時代がそう遠くない未来にやってくるのは必至です。
その時に備えて少しでも投資でお金を増やそうと考えている人も少なからずいることではないでしょうか。
しかし、ビジネスで成功できない人間が更に無慈悲な投資の世界で儲け続けることはほぼ不可能と言っても過言ではないのです。
投資もビジネスも成功し続ける極少数の一流は、少なくともその他大勢よりも少し先の未来が見えています。
特に株式市場など金融市場は、政治、経済、人々の期待、恐怖など今の社会をタイムリーに映す鏡と言えます。
これから社会が向かう未来を他の投資家よりも先に予見し投資行動を起こせるのが、極少数の儲け続ける一流投資家たちです。
そう、一流投資家を目指すことで未来を予見する力がグレードアップするのです。
そうすると、自ずとビジネスでの成功確率もアップしますね。
当然ですね、その他大勢よりも自分を有利なポジションへ移動する準備が早くできるのですから。
下流社会、負け組への転落、格差社会などの恐怖から抜け出し、自分らしく生きるためには、一流投資家を目指し、常にその力をアップデートしていく必要あると私は考えています。
この世界は詐欺師だらけだ!
巷では陳腐な投資法がネットや書籍でも販売されてますね。
「ど素人の主婦が片手間に1日10分のトレードで月100万円稼ぐ手法」とか、「シグナルに沿ってトレードするだけでサルでも勝てる必勝法」とか、「元ニートが1年で1億稼いだ手法を公開」とか、いわゆる頭使わず、バカでも誰でも、努力せずに、簡単お手軽に
稼げる投資法を教えますよ的な頭弱い系の本や○○塾や○○セミナーなどが巷には溢れていますね。
どう思いますか?
そんな確実にもうかる投資法やシステムが仮にあれば、決して誰にも教えてたりはしないことぐらい常識的な知的レベルを備えていればわかるはずです。
投資はゼロサムなのですから、例え儲けのチャンスがあっても皆が殺到すればそのチャンスは消滅するのは自然の摂理です。
こんな当たり前の原理を知ってるだけで、無価値なシステムトレードに数万円投資したりする馬鹿げた行動は抑止できるはずなのですが、世間一般ではどうも違っていて、そこそこ売れたりしているようです。
だから、次から次に怪しいチープな本やセミナーなどが販売され続けるんでしょうね。葱を背負ったカモが後を絶たないってことでしょう。
もちろん、ニートが1年間で1億円稼いだのは本当かもしれません。しかし、それは言ってしまえばマグレ以外の何物でもないのです。
それを、あたかもいつでもどんな時でも通用する普遍的な原理原則の法則であるがの如く語るのが間違っているのです。
その人の投資スタイルがある限られた環境の中で偶然にも当たっただけの一体験談に過ぎないものを、俺って凄いと勘違いしているのか、もしくは、その手法はもう既に通用しないと解っているから本にしてもう一稼ぎするかって考えているのかのどちらかでしょう。
人生が変わる究極の7つの成功法則とは?
個人からプロまで数多くの投資家を見てきて、少数の一流が共通して備えている特性を私なりに理解しました。もちろん、これは必要条件であって十分条件ではありません。
よく7つの成功法則のようなものがありますが、それは決してその7つをすれば誰でも成功できるものではない事を多くの人は理解していません。
あくまで、成功したした人を観察するとその7つが見つかっただけのことなのです。
その7つを兼ね備えれば、その人たち全員が成功できるものではないのです。
つまり、「逆は真ではない」ことを認識せねばならないのです。
では、一流投資家に共通する要素も意味がないのか?といへば決してそんことはなく、非常に重要です。
しかし、あくまでそれら一流の共通要素は最低限の前提条件なのです。そう、この共通要素を身に付けて始めて次の次元へ繋がる第1の扉へ向かう事ができるのです。
そして、この第1の扉へ辿りつける人も少数なのが現実でしょう。
なぜばらば、ここへ向かうための正しいやり方を知っている人が少数であるのと、知ったとしても実際に自己研鑽する人が少数だからです。
知的富裕層になれば鼻歌交じりで楽しい余裕の人生か?
資本主義とはその名の通り、お金(資本)を中心とした制度です。
お金を持っている奴が偉い、パワーがあるのです。こんなことは現実見ればわかりますね。
世の中のルール、企業の中のルールを決めるのは、資本力=パワーのある資本家たちなのです。
お金中心の社会なんて下衆だ!と思う人もいるでしょう。
しかし、恐らく資本主義こそが今のところ最も人間らしく平等な制度だからこそ、多くの先進国は採用しているのです。
なぜかって?
誰もが努力すれば報われる可能性が高いシステムだからです。
独裁国家や社会主義なんて自由もなくやる気も起こらない人間に適さないシステムだからこそ、どんどん崩壊していっているのが現実なのでしょう。
では、資本力を身に付けるには?
1つは、お金持ちの一族に生まれることですね。まぁ、これは狙ってできることではありませんが、何の努力もせずとも資本力はありますね。
うらやまし~!
しかし、この元々のお金持ちが未来永劫安泰かといへばそうではありません。そう、今はボンビーでも、逆転可能なのがこの資本主義なのです。
そこそこ良いシステムだと思いませんか?
では、どうすれば逆転できるか?
これが、資本力をつける2つ目になりますが、「知識」です。
これこそが資本主義の1つの原則でしょう。
知識があればお金を生み出せる。
まぁ、もっと厳密に言えば知識を世の中のニーズを捉えたアイデアや知恵に昇華しなければなりませんが、この知識こそが資本を生み出す源泉に他なりません。
しかも、努力すればする程、知識は増えます。努力量が裏切らない数少ない公平な所業なのです。
この知識には情報という意味も内包しています。
世界の大金融財閥のロスチャイルド家は、ナポレオンのワーテルローの戦いで、「正確な情報を、誰よりも早く収集」することで爆発的に資産を増やし欧州の金融財閥に君臨し続けたのは有名な話ですね。
まぁ、これはデマ情報を流したりと現代のルールからすると色々問題はありますが、本質は同じです。
現代に落とし込めば、情報は当時と違って一瞬で拡散されます。しかし、その受け取った情報をどう理解すべきが勝者と敗者を分かつのです。
つまり、「他よりも早く正確に情報を理解する」ということです。
投資といへば経済学が最も近く関係あると思っている人が多い様ですが、この経済学だけでは世の中の一側面しか見ることができな
いことは多くの人は理解していないように思います。
しかし、実は投資のみならず、ビジネス、人生で成功を収めるにはあらゆる学問、つまりリベラルアーツの体得が最強の武器になるのです。
そう、他より早く半歩先の未来を予見することができる可能性が飛躍的に高まるのです。
そうなれば、もう鼻歌交じりで余裕でどんな勝負にも勝てちゃいますね。
まぁ、そこまでの道のりが半端なく険しいのですが・・・
私もまだまだ未熟者で一流投資家への道のりは遥か遠く険しいものだと認識しています。
しかし、そう遠くない未来に訪れる超格差社会においても、自分らしく生きていくだけの力を付けるためにも、一流投資家への歩みの努力を日々行っています。
今は自由人として、鼻歌どころか、汗だくだくで必死で鼻血でそうな感じで細々と生きていますが、そこそこ満足した生き方かなと納得しています。
当ブログを通じて読者の方が新たな可能性へ気づかれるキッカケになり、人生が良い方向へ向かうことになればこの上なく幸せです。
では、何かお気づきの点やご意見などございましたらお気軽にメールでも頂けると嬉しいです。
自分の人生の主導権を取り戻し、真の意味での自由を獲得し、意義ある人生を過ごしましょう!!!
真田悟郎
コメントフォーム